ちーちゃんの闘病記 1

ちーちゃんの闘病記

当時5歳の誕生日を迎えたばかりの長女ちーちゃん。

赤ちゃんの頃から丈夫で、めったに病気をしない子です。

ですが病気が発覚する3.4カ月ほど前から

「なんかちーちゃん顔色が悪いね」

「目のクマがすごいね。どうしたの?」

と周りの人から言われることが増えたり、

1カ月の間に3回も熱を出すこともありました。

それでもまだこの時は、大きな病気が潜んでいるとは思いもせず

月日だけが過ぎていきました。

しかし数か月経っても相変わらず顔色が悪いちーちゃん。

保育園の先生や、私の母や友人など、あまりにたくさんの人から指摘されるので

「何もなかったらそれが一番!」と思い切って小児科に受診することを決めました。

顔色が悪いってだけで受診するなんて笑われないかな…… と思いながら

向かったかかりつけの小児科。

でもその日に限って顔色がよかったりするんですよね><

先生には

「特に異常はなさそうだけど…… 」

「お母さんがどうしてもというなら血液検査もしましょうか?」

と言われてしまいました。

話はそれますが、小さい子供の採血って

子供にとっても親にとって本当につらい場面ですよね><

わたしは次女に食物アレルギーがあり、

検査のために当時2歳の次女の採血を見守った経験があります。

まだ小さな娘の身体を大人2人が押さえつけ、

「ママ―! ママ―!」

と泣き叫んでいるのに、

何もしてあげられないのがすごくしんどかった。

そんな経験があったこともあり、血液検査をするかどうかを

私が決めてと言われた時は、正直かなり迷いました。

できることなら辛い思いはさせたくないけど、でも何か病気が隠れていたら…… 。

頭の中でいろいろな葛藤がありました。

でも、今後ずっと不安が残るよりは…… と血液検査をお願いすることに。

注射を嫌がって暴れるちーちゃんの身体を看護師さんが押さえ、

20分ほどかけてやっと採血が終わりました。

さんざん暴れて大泣きのちーちゃん。

私は涙を堪えて

「ちーちゃん。えらかったね!」

「ちーちゃん。もー終わったよ!」

と声をかけることしかできませんでした。

ちーちゃんの治療に付き添っていると、

自分の無力さを痛感する場面が本当に多かった。

痛い、怖い、外に出たい、気持ちわるい、苦い薬

何1つなくしてあげられない。

付き添い入院も大変でしたが、そんな場面に付き添わなくてはならないのが

とてもつらかったです。

あとは血液検査の結果を待つばかり。

「結果は来週聞きに来てね!」

そう言われて小児科を後にしたのですが、

翌日すぐに小児科から電話がかかってきました。

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