【小児がん】病院では教えてくれない!助けられた制度①『特別児童扶養手当』

娘が病気になったことで、日本には病気の子供を助けるためにたくさんの制度があることを知りました。

今回は数ある制度の中の『特別児童扶養手当』という制度について紹介します。

『特別児童扶養手当』は申請が通れば毎月数万円も国から支給してもらえる、私が一番助かったといっても過言ではない制度。

それなのに病院や区役所ではまったく教えてもらえませんでした。

私の場合は同じ病気の方の闘病ブログで偶然知ることができたので、少しでも病気と闘う子供達の助けになるよう紹介させていただきます。

目次

1.特別児童扶養手当について

〇目的
精神又は身体に障害を有する児童について手当を支給することにより、これらの児童の福祉の増進を図ることを目的にしています。

〇支給月額(R5年4月より適用)
1級 53,700円
2級 35,760円

〇支払い時期
特別児童扶養手当は、原則として毎年4月、8月、12月に、それぞれの前月分までが支給されます。

〇所得制限あり

厚生労働省 特別児童扶養手当についてから引用

2.どんな人が申請できるの?

〇支給要件
20歳未満で精神又は身体に障害を有する児童を家庭で監護、養育している父母等に支給されます。

小児がんをはじめ、精神又は身体の障害などさまざまなケースに対応しているので、
「もしかして当てはまる?」と思った方は絶対に申請してみた方がいいです!

たしか娘の場合は病状が安定してからでないと申請できないとかで、入院1カ月後の申請となりました。

これから申請される方の為に、申請時の娘の病状も下記に記しておきますね。

申請時の娘の病状

・病名『前駆B細胞型急性リンパ性白血病』中間リスク群
・治療期間は入院1年、通院1~2年の約3年
・治療中は「中心静脈カテーテル」を手術で身体に挿入
・自力歩行可能
・呼吸器使用なし
・障害者手帳なし
・基本的に元気に過ごしていて、switchで体を動かす系のゲームもしていました

3.どうやって申請するの?

〇住所地の市区町村の窓口へ申請する (認定審査は各自治体が行っており、必要書類も各自治体によって異なります)

〇必要なもの(北名古屋市の場合)

  1. 請求者と対象児童が確認できる戸籍謄本(発行日から1か月以内のもの)
  2. 請求者名義の預金通帳の写し
  3. 特別児童扶養手当用診断書(身体障害者手帳、または療育手帳をお持ちの方は、診断書が省略できることがあります)
  4. 請求者、配偶者、対象児童、扶養義務者の個人番号のわかるもの
    (マイナンバーカード(個人番号カード)、通知カード、個人番号付の住民票)
  5. 請求者の本人確認書類(運転免許証など)
  6. 委任状等(代理人が申請される場合)
  7. その他、市長が必要と認める書類
    (※省略できる場合がありますので、詳しくは児童課へご相談ください。)

とてもありがたい制度「特別児童扶養手当」ですが、審査基準が各自治体によって異なるようで
同じ病気なのに審査に通る人、通らない人がいるのが難点。

4.いつまでもらえるの?

ありがたいことに我が家ではR4.7月に病気の治療は終了しましたが、治療終了後に行った更新審査も無事に通り現在支給3年目を迎えています。娘の場合は退院後も学校を週1.2回は休んでいたのでそれも
影響しているかもしれません。

8月には4年目の審査がありますが、欠席日数もだいぶ減ってきたのでもしかしたら今年は通らないかも。それでもいつ体調を崩すか分からない娘がいる状態だと、思うように働けないんですよね。
どうにか今年も審査を通過するよう願うばかりです。



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